《ニュース・お役立ち情報》
―平成30年10月―
平成30年10月27日
『無期転換ルールと雇止め』
大手予備校「河合塾」の福岡校で、平成元年より講師として勤
務している従業員が、平成３０年３月末をもって雇止めされて
いたことについて、福岡労働局が雇止め無効の可能性を指摘す
る文書を同塾へ通知していました。
この従業員は契約更新を毎年繰り返していましたが、無期転換
ルールが適用開始となる直前の平成３０年３月末に「生徒から
の授業の満足度」を理由として契約更新を拒絶されました。
同様の雇い止めは全国的に発生しておりますが、同塾では「無
期転換ルールを意図的に避けることを目的として雇い止めをし
たことはない」とコメントしています。
平成30年10月8日
『労働政策基本方針案～悪質残業は書類送検～』
厚生労働省は「労働施策基本方針案」作成し、その中で長時間
労働への対策が明記されています。
基本方針案では、労働基準監督機関が長時間労働の事業者への
監督指導を徹底することや、中小企業に対しては取引関係や人
材不足などの課題を踏まえ自主的な改善を促すとし「重大な結
果を生じさせたものなど重大・悪質な場合は書類送検を行うな
ど厳正に対処する」としています。
その他、パワハラ・セクハラやマタハラなど職場のハラスメン
トについても触れており、企業のハラスメント防止対策の取り
組み支援や実際にハラスメントが発生した場合の再発防止や被
害者保護などの取り組み指導が明記されています。
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